MT4のEAは稼働中、常にトレードをしているわけではありません。平均的なトレードの回数はEAによって異なりますが、EAはプログラミングで指定したタイミングのみでトレードを行っています。一般的にMT4のEAがトレードしないタイミングはどういったときでしょうか。
▷価格の変動が小さいタイミング
EAの戦略によっては、価格のボラティリティが小さいときはトレードしないように指定されているものもあります。レンジ相場でトレードするEAであっても価格の変動が小さすぎるとトレードしないこともあります。EAはプログラミングされたロジックに従ってトレードを繰り返します。EAがトレードしないということはロジックに合致していないということです。
▷トレンドの方向が不明確なタイミング
トレンドフォロー系のEAであれば、トレンドの方向性が明確でないときはトレードをしません。プログラミングされたテクニカル指標を使い、トレンドの強さやトレードのタイミングをはかります。EAがトレードしないということは、指定された条件に合致するような強いトレンドが生じていないということです。
▷トレードしない時間が指定されている
MT4のEAによっては、市場が不安定な時間帯はトレードしないように組み込まれているEAがあります。市場の動きが安定していないとリスクを伴うからです。ご自身のEAにトレードしない時間があるのか気になった方は、EAの説明を確認してください。
トレードの回数はEAによっては、パラメーター設定で変更することができます。トレードの回数を増やすと言うことはパフォーマンスが悪化したり、損失率が高まったりすることでもあります。慎重に検討したうえで変更してください。パラメーター変更することで余計にパフォーマンスが悪くなる可能性も十分にあります。