ローソク足とは、FXトレードのチャートで出てくる図形のことです。MT4のEAだけでなく裁量トレードでも最も使われる基本的なチャート図形です。MT4のチャートを見ると必ず目につくでしょう。ローソク足は、始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)の四本値(よんほんね)を示します。

ローソク足は、始値よりも終値が高くなると、実体部分と呼ばれる柱部分が白または赤で表示され、陽線(ようせん)と呼ばれます。終値が始値を下回ると、実体部分は黒または青で表示され、陰線(いんせん)と呼ばれます。実体部分から上下に伸びる線はヒゲと呼ばれ、上に伸びると「上ヒゲ」となり、先端部分が四本値の「高値」を示します。下に伸びたヒゲは「下ヒゲ」といい、先端部分は「安値」となります。

ローソク足の種類はたくさんあり、「大陽線、大陰線、小陽線、小陰線、上影陽線、上影陰線、下影陰線、下影陽線」が代表的な形です。ローソク足の実体部分の長さで、価格の上昇や下落の勢いを判断したり、ヒゲの長さでトレンドの状況を判断したりします。

たとえば、大陰線(実体部分が長い陰線)が出現し、更に大きな大陰線が出現すると、下降トレンドが発生したと判断できます。実体部分が短く上ヒゲが長い上影陰線が出現すると、トレンドの勢いが弱まってきたことが読み取れます。MT4での裁量トレードやEAトレードを行うのであれば、ローソク足は理解しておくべき知識のひとつです。

MT4のEAの中にも、ローソク足をもとにロジックを組み立てたEAがあります。ローソク足だけで十分なテクニカル分析は難しいですが、為替相場の状況を理解するには大切な要素です。ローソク足はEA、裁量トレード関係なくFXトレードを行うにあたり、基本的な知識のひとつです。よく理解して、相場状況を俯瞰的に見れるようにしましょう。